誰が思っただろう、あの愛らしい青いスライムが、世界の命運を握る存在になるなんて。
『転生したらスライムだった件』(著:伏瀬)は、異世界転生ジャンルの中でも“知略×友情×バトル”を高次元で融合させた、堂々たる超人気作品。その最新章では、もはやテンペストの物語だけでは収まらない、世界規模の危機と英雄たちの奮闘が描かれる。
瓦解した天使軍、暴走するミリム、真意の読めぬ竜の長姉ヴェルザード、そして最悪の災厄“滅界竜イヴァラージェ”。次々に現れる脅威が世界を塗りつぶしていく中で、肝心のリムルは未帰還。だが、それでもテンペストの仲間たちは諦めなかった。
本巻では、リムルがいない状況下での“それぞれの戦い”が焦点となる。ディアブロ、ベニマル、シュナ、ソウエイ……名も実力もある精鋭たちが、リムルを信じ、自らの持てる力をすべて賭けて戦場へ身を投じる。彼らの闘いには、「信頼」と「責任」が重くのしかかり、読者の胸を強く打つ。
また、ヴェルザードという存在が放つ“理不尽な力”と“読めない目的”が、物語全体を緊張の連続にしている。彼女は敵か味方か、神か災厄か。冷たく、しかしどこか哀しさを漂わせるその在り方が、リムルという希望の象徴と強く対比される。
フェルドウェイによって暴走させられるミリムの描写も圧巻。かつて無邪気な強さで世界を魅了した彼女が、いまや破壊の女神と化し、旧知の仲間たちと激突する。この悲しき戦いに、心を抉られない読者はいないはずだ。
“希望”とは何か。“再会”とは何を変えるのか。
リムルが帰還するまでの時間、登場人物たちがそれぞれの場で“自分の意志”を持って動き、選び、戦う姿は、単なるバトルファンタジーを超えて、ひとつの群像劇として完成されている。
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『転スラ』は、ただの“スライム無双”ではない。
それは、“ひとり”の決断が“皆”の運命を動かす物語だ。
世界を壊すのも、救うのも、たった一つの魂かもしれない。
その“魂”の名は、リムル=テンペスト。